性欲みなぎる「現役」でいるために
若い世代の「草食男子」が急増し、少子高齢化に拍車をかけている現在のニッポン。彼らに比べると肉食系だったはずの中高年層も、長引く不況やリストラのプレッシャーに加齢が重なって、どんどん元気を失っているようです。
いつまでも男として現役でいることが、非常に難しい国になってしまったのかもしれません。
生身の女性よりメディアが好き!草食男子の実態
日本には「日本家族計画協会」という民間団体があり、性と生殖に関わるさまざまな事柄について調査・研究をおこなっています。その団体は定期的にセックスレスについてのアンケートもとっているのですが、2012年の調査結果によると、セックスレス夫婦は全体の41.3パーセント。つまり10組に4組が性交渉を十分にもっていないことが分かりました。
さらに注目すべきは、セックスに「興味がない」「むしろ嫌い」と回答した男性が、20~24歳という若い世代で24.6パーセントもいたことです。本来ならもっとも性欲のみなぎっているはずのこの時期に、これは一体どうしたことでしょうか。
ちなみに25~29歳では約14パーセント、30~34歳でも約13パーセントが同じ回答をしています。
同じく2012年に、ドイツでおこなわれた「日常的な欲求」に関する調査があります。制限された環境の中で、どの欲求が出てくるかを調べたものですが、もっとも多かったのが食欲、そして睡眠欲と続きます。ここまでは問題ありません。
人間の3大欲求でいえば、次に性欲が来るはずですが、それより多かったのが「メディア欲」です。特にメールチェック、そしてFacebookやTwitterを起動したくてうずうずしてしまった人が多かったそうです。
ちなみに性欲はどうだったかというと、はるか後方の9位でした。もはや生身の相手とイチャイチャするより、画面に向かったほうが幸せと感じる人が多いようです。
シニア世代も精神的に去勢されている!?
草食男子に比べると、若いころはブイブイいわせていた40代~50代の男性たちも、だいぶ元気がなくなってきたようです。バブルは跡形もなく消えてしまい、リーマンショックでトドメの一撃を受け、さらに女性たちは年々強くなるばかり。
良き時代に就職した男性たちもリストラの憂き目に遭い、再就職もままならない。少しでも元気を出そうと、昔の話をすれば「また昭和の話ですか?」と、冷たくあしらわれてしまいます。
今や年に300万人を越える自殺者をみても、その多くをシニア世代の男性が占めており、うつ病の罹患率も増える一方です。そんな中、男としていつまでも現役でい続けることはなかなか難しいに違いありません。
国の元気は、男性の精力と密接に結びついているもの。このサイトでは、男性たちの精力を回復するためのさまざまな情報を発信していきたいと思います。